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  • 執筆者の写真SHINICHI MOROZUMI

UVライトに関して

▼ご挨拶

お世話になっております。

今日はUVライトに関しての調査とその報告をシェアします。

坂本の個人的なものではエビデンス的に弱いので、工学博士/理学博士の両名の知見も加えたものをお話します。


▼UVライトに関して

ずっと気になっていた事なのですが、皆さんが競り市などで活用するUVライトの仕様に関して、「本当に純粋なUV波長のみのライトなのか」と言った疑問がありました。


人によっては、ご自身の持たれているUVライトを「これが一番強いものなのだ」との認識で活用されており、「光っている処はすべて直しだ」と考えている方もいるようです。

何を信頼するかは人それぞれですが、市販されているUVライトには『誰でも分かりやすいように』=売りやすくするギミックがあるのではないかと私の中で疑念がありました。


踏まえた上で、坂本の一つの仮説は、皆さんが仕様しているライトは実験用の純粋なUV波長のみ出力するUVライトばかりではなく可視光(紫外線関係なく普通に青く光るブラックランプ/クラブにあるやつ)を交えているものもあるのではないかと言った事です。


UVライトを持ってご自身の家の台所の五徳を光らせて見て下さい。

金属は紫外線を吸収する仕様があります。


吸収するはずが、周囲が青く光って見えるようなライトではないですか?

それが先ほど触れた『誰でも分かりやすいように』=売りやすくする仕様のある青い可視光を含ませているライトではないかと言った疑問です。


共直し部分以外にニュウでも光るのは、硝子のヘリが偏光して見えるようにUVライトというよりブラックランプの青色/紫に反射して見えると考えています。


2022現在:

UVの波長にはUV-a/b/cが3種類あるとされていますがUV-cの波長はオゾン層くらいまでしか届きません(遠赤外線としてマテリアルとしては世に溢れています)。UV-bはオゾン層破壊が~と問題になっているものです/皮膚がんの要因など。

そしてUV-a。


UV-aがUVライトの波長として主に流用されています。




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UVブラックライト(蛍光灯仕様のものと呼びましょう)のピーク波長は365mn(UV-a)

LED製UVライトのピーク波長は375mn(UV-a)

クラブなどの装飾電球(販売時にはブラックランプと呼ばれています・色調によってはUV-aではない場合もあります)は400mn~です。


2002年よりLED製のUVライトが開発されて市場に出回っています。

ライトそのものによっては、蛍光灯仕様のものとLED仕様のものと二つ混在して発光するようにしているものもあるので、UVライト開発者はより分かりやすい・可視化に重点を置いているようです。


皆さんが『共直し光る!』として持っているライトの波長はだいたいがUV-aの波長365-400mnです。

その上で、5mn単位でも波長が違うので、見え方は違います。


したがって、ご自身の持っているUVライトと別のUVライトで照射すると光り方が違うと言う事は往々にしてある事です。


UV-aでもない400mn以上のブラックライトの場合もUVライトと謳っている事も十分あると思います。


勿論、UVライトの波長のみならず、ライトの他の仕様・光出力のワット数(線香花火みたいな弱さなのか・原爆のような強さなのか)や紫外線強度数(お天気の紫外線指数と考えて下さい)にも左右されます。

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ヘッディング1:このトピックが重要な理由

ヘッディング2:このガイドの基本情報

ヘッディング3:このガイドを読んだ読者はモチベーションが上がりますか?


 


そもそも陶器・磁器はUVライトに絶対に光らないと言うのは違います。


鉱物の中にはUVライトに光る仕様の原石が沢山あり(ルビーや桂石など)、本来釉薬とは、地球から採掘された石を使っている+窯での分子結合により、UVライトに光る(紫外線に反応する/もしくは赤外線や他の波長によって見え方が変化する)と言うのは仕様です。


波長によって色が変化する・可視化出来るようになると言った仕様は近年のマテリアルには沢山応用され、研究されています。


無機のものはSDGSの観点から難しくなってきている為、有機での開発対応により力を入れていくでしょう。



当スタジオでも、これまで様々なUVライトを活用研究して来ましたが、当スタジオで使用する『UVライトに光りにくい共直し』を再現する実機は以下の通りです。


・紫外線波長U-a 365mn(発光スペクトル355-390mn)

・光出力 最大 1600 mW

・紫外線強度最大 498mw/cm*cm

・日亜化学 UV紫外線LED

・日本製ブラックレンズ2枚使用


どうぞご参考お願い致します。


なお、「こんな凄いUVライトがある!?」「これが最強では!?」と言った情報があればお気軽にMessengerにご連絡くださいませ。


工学博士/理学博士両名と情報を共有して研究に使用させていただきます。




以上を踏まえて当スタジオでは紫外線吸収剤、塗料をメーカーや問屋と独自研究開発し、共直し作業に使用しています。


紫外線での変色・劣化を抑える事は勿論、UVライトでの発光も抑える事が可能です。


最後までご覧いただきまして誠にありがとうございます。

今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

運営主体 :

美彰院-Bishoin-美術修復スタジオ 坂本 智美


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