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  • SKAMOTO TOMOMI

埋蔵文化財修復に関して

▼ご挨拶

いつも美彰院美術修復スタジオのブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

今回は修復の現場より埋蔵文化財に関するご案内をさせて頂きますのでどうぞご覧ください。

 

▼土師器の修復に関して

それでは、以下、土師器修復に関する内容を記載させていただきます。

まず、土師器修復において切っても切れないものが元の修復跡です。


大体の場合、土師器修復は埋蔵文化財修復の作業フローをそのまま活用されている場合が多いのですが、元の修復状況の経年劣化の進み方によって、コンディションが随分変わってきてしまいます。


例)


アセトンによる変色

セメダインの劣化

セメダインの量が少量である事によってみられる剥離

アルキッド樹脂の黄変


ウェブ閲覧可能な報告書によれば、酢酸エチルの飛沫によっても変色が見られると言う内容もありますが、これはエポキシ樹脂のアルキッド成分と紫外線による変色であり、揮発する酸エチルそのものが大きく作用する内容ではないと個人的には思います(実際の画像を見ていないので100%とは言えませんが、保管している状況によっても大きく左右されると思われる為)。


いずれにしても従来の埋蔵文化財修復は初回接合より20年ほど経過すると様々な変色や劣化が発生するものです。



埋蔵文化財センターや博物館・資料館など関係機関を経由しない流通している作品を修復していく中で、一つ特質すべき点は、土師器修復に必須であるバインダー溶液による補強作業が行われていない作品が多い事です。


ただし、接合は従来通り溶解可能なセメダイン接合を採用している場合が多いです。


溶解出来るのは良いのですが、バインダー溶液が浸透していないとどうしても輸送に耐えきれないでスタジオに運ばれてくる作品が多いように思います。


もちろんコストと時間は掛かりますが、セメダイン接合を全て溶解してバインダー溶液を全てのパーツに浸透させ、その後、2液性のエポキシ接着剤にて接合し、その後、共直しする事が当スタジオでは可能です。


土師器以外にも須恵器も同様に修復承ります。


▼青銅器の修復に関して

当スタジオでは日本国内外の青銅器修復も行っております。

埋蔵文化財修復のレシピは基本的に全世界共通です。


石膏に砂利やレンガが入っていたり、接合の不具合などでお困りの場合、ご相談承っております。


・既に修復された作品のコンディションにご納得いっていらっしゃらない方

・経年劣化にお困りの方


ぜひご相談ください。


 


▼ご依頼の流れ


埋蔵文化財の輸送時にはプチプチで梱包しても輸送に耐えきれない事例があります。


木箱内側をウレタンなどで形をしっかりと固定するような梱包をしてみるなど荷渡しには十分お気を付けください。


幅70cmまで搬出入可能です。

陶棺・透かし土偶・家形埴輪など各種大型埴輪もご相談くださいませ。

※相談無料

※当スタジオではレプリカ作成不可と致します。


【繋げよう、和魂漢才の力】


運営主体 :

美彰院-Bishoin-美術修復スタジオ 坂本 智美





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